6/20 浄土平遠征 NGC7000グレートウォール

彗星狙い、いつでも待機中ですが晴れないですね。ようやく次週あたりから天気予報に晴れマークが出てきましたのでチャンスは傍まで来ています。(来ていてほしい)

今日、ご紹介するのはNGC7000にあるグレートウォールになります。NGC7000は北アメリカ星雲として有名ですが、グレートウォールはメキシコにあたる部分です。なんとなくユカタン半島もあったりします。
カラー写真で撮影するとNGC7000の一番濃い部分です。

地球からの距離は1,500光年、長さ15光年に及ぶ広大な構造です。
今回はナローバンドでハイコントラストに撮影してみました。

【はくちょう座NGC7000北アメリカ星雲グレートウォール】
SAOハッブルパレット
NGC7000_SAO_1.jpg

おなじみの写真に近いAOO
NGC7000_AOO.jpg
【撮影データ】
マウント : EQ6Pro
望遠鏡  : ビクセンR200SS改+コレクタPH (D=200mm,FL=760mm)
カメラ  : ZWO ASI1600MM Pro
フィルタ : ZWO ナローバンド(SII,Hα、OIII) 7nm
露出   : 各300sec x 6コマ(Gain300 2x2Binning)
撮影日時 : 2020年6月20日 22:53~
撮影地  : 福島県浄土平

また、赤いヤツが仲間入り

皆さん、この週末は、ネヲワイズ彗星を見ることができた方も多かったのではないでしょうか?
私もお仲間です。

今日は機材ネタで一休みです。
赤いのを増やしました。お仲間は、ZWOのEAFです。梅雨明けしたら惑星祭りが秋まで続きます。惑星のピント合わせはこれが一番ですね。
EAF1.jpg
安い電動フォーカーサ―ですが、しっかりした作りですね。アルマイトもきれいですし、軸側のプレートもフライスで切削してニッケルメッキでしょうか?つるつるピカピカです。
R200SSにつける予定ですが、スペーサーを噛まさないと干渉するようです。(元々、ZWOの適用表にはない機種ですので・・)
右の写真の上に乗っているのがスペーサーです。(あれーEAFが逆さまだ)8mmアルミの切れ端が手元にあったので加工しました。
5mm厚あればいいようです。10mmでも問題なし(星見屋さんでも販売しています)しっかりつくようにしてあります。
取り付け後はこんな感じ
R200EAF.jpg

減速機も付けてありますが、要らんかな? 
これで、手のプルプルに影響されずにパソコンを見ながらピント合わせができるようになります。

実はこれを買ったのにはもう1つ目的があります。私が使っている冷却CMOSカメラのキャプチャ・ソフトはオートフォーカス機能があるのでこれを使ってみたかったのです。キャプチャ・ソフト Sequence Generator Pro紹介はこちら

ASCOMでつながるEAFで遊びます。
 EAFを固定する前にドローチューブの最大繰り出し量を測っておいたほうがいいです。

・ASCOMの設定: この設定はZWOの無料ソフト”ASICAP"で調整したものが反映されますのでやり易いほうでいいと思います。
 バックフォーカスの中間ぐらいの位置で向きを合わせます。100ステップぐらい廻してIN/OUTの向きを合わせます”Reverse"チェックで変えます。私と同じ向きに取り付けたらチェックを外す。
・ドローチューブを一番引き込んだ場所までEAFを移動させます。50ステップぐらいで移動させるといいでしょう。1mmぐらい残したほうが安全です。
・移動したらSet zeroを押します。マイナス側には動きませんので1度合わせておくと便利です。
・Max Stepを設定します。R200SSの場合、1Step=4.4umでした。繰り出し量は26.3mmです。Zeroを+1mmしていますので25.3mmが最大になります。25,300um/4.4um=5750stepですが少し余裕をもって5620にしてあります。操作してもこれ以上は繰り出さなくなります。
・Back lashは反転したときに空回りする量を入れます。減速機が付いているとすぐわかります。私のR200SSは33Stepでした。

マニュアル設定:
これは文字通り、指定しただけ動きます。先に設定した範囲を超えてしまうことはありません。Back lashは自動に入りますのでIN/OUT変えてもすぐ反応します

オートフォーカス:これは次の画像で!
SGP_1.png

星像の評価方法やどんなタイミングでピント調整をやるかを設定できます。
ピントを少しずらして撮影してピントの山を見つけて計算でベストの位置を割り出します。
この画面の左側でチェックが入っているのは、フィルターを変えたときと、撮影を開始するときです。(テスト撮影ではやりません)
ほかには温度センサーが付いていれば温度変化があったらとか、何分毎とか、何枚撮影したらとかあります。
右側はオートフォーカスのやり方です何秒、何回、等々です。

SGP_2.png

オートフォーカスを行うとこんな画面が出てぐらふの近似線からベストを見つけ出し移動してくれます。
実際の星で試していないので本番レビューは後程。

SGP_3.png
ステッピングモータですので再現性はいいと思います。お安くオートフォーカスを構築できると思いまね。
ビクセンの回転減速装置は24,600円、EAFは27,000円(ともに税込み) どっちがお得なのだろうか?

やっとネヲ君に会えました。

皆さん、7/19は朝から素晴らしい天気ですね。このまま梅雨明けしてくれればいいのですが、そうは行かないようです。

昨日は、あこがれのネヲ君を求めて、ジプシーしてきました。
昼時のGPVでは、浅間山中心に20~21時は晴れの予報、鬼押し出し園を中心に場所を探しにGo!
星友のひろたろうさんと現地集合、現地でGPVを確認したところ、ここではダメで菅平方面が良さそうに変わっておりました。
嬬恋のキャベツ畑に移動したら、新潟県境へ行け!、仕方なく野反湖に行きました。

現地は、濃霧で、諦めかけていましたが、とりあえず沈む21:30まで粘ることに・・・

21:15から奇跡的に晴れてきました。慌ててセットした写真がこれです。
Neo2.jpg
【撮影データ】
赤道儀: スカイメモS
カメラ: Canon EOS 6D(SEO-SP4)
レンズ: Samyang 135/F2.0 ED(F2.8で使用)
     ISO6400 露出10秒
撮影日時  2020年7月18日 21:21~(3コマコンポジット)

彗星の上に漂っているのは霧です。かなりギリギリでした。

現地で自宅にいる嫁に電話したら”晴れているよ” ガーン

また頑張ります!

ε130D主鏡洗浄、光軸調整(組立~光軸調整編)

梅雨も後半に差し掛かったのでしょうか、大雨、集中豪雨等の災害が発生しています。被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。

今日は、先日の宣言通り、ε130Dの組立以降を紹介して行きます。
まずは、リクエストがありましたスパイダーマスクを紹介します。
これをプリントして切り抜きます。おすすめは低発砲塩ビ板(1mm)にプリントを貼り付けて一緒に切り抜くと良いと思います。つや消し黒で塗装して斜鏡ホルダに強力両面テープで取り付けます。スパイダーが隠れるように張りますが、曲げない様に貼ります。(直交が崩れたら、元も子もないですから~)
PDFをダウンロードしてA4に1:1でプリントするとちょうど良い寸法になるはずです。
ちなみにPPクラフトシートは塗装が乗りません。
e130_S_mask.png


(1)
写真①
本格的に組立、光軸調整をやっていきますが、こんな治具を作っておくと便利です。
材料は厚手のクリアフォルダです。コシが欲しいので厚手を使っています。間にトレーシングペーパーをスプレーノリで接着しています。両面テープでもいいですね。
εのトップリング/ボトムリングの内径はΦ180mmなのでわずかに小さい径で切り抜きます(179.6mm位)、コンパスリングの針(中心点)を目印に黒ペンでマークしておきます。・・「白シート」と故障して行きますね。あとで使ってゆきます。

白シート作成.jpg

写真②
斜鏡を取り付けます。主鏡側から斜鏡筒をスパイダー側に置きます。筒先側から持ち替えて引きネジを嵌め、軽く締めておきます。
斜鏡筒_仮置き.jpg

写真③
調整はタカハシのセンタリングアイピース、センタリングチューブを使ってゆきます。他社の物でも同様にできます。しっかりしたものの方が悩まないで済みますね。
CE.jpg

写真④
主鏡側に作っておいた白シートを嵌めます。この状態で斜鏡を覗くと斜鏡マークが見やすいです。(写真5を見てもらえればわかります)
主鏡を戻してからでもできますが写真④-1のようにいろいろなものが見えて斜鏡マークは見えづらいです。人間の目は大きいものにピントが合いやすいようでなかなか見えないです。私は近視なので眼鏡を外せば斜鏡マークしか見えなくなるのですが・・・
白シート.jpg

図1
ここでは準備段階として斜鏡筒を廻して、斜鏡マーク、白シートのマークを大体合わせておきます。回転しただけでは斜鏡マークはほとんど動かないと思います。白シートは大きく動きます。この後にちゃんと合わせますのでご心配なく。
e130_斜鏡_スパイダ_最初の設定.png

(2)斜鏡を合わせてゆきます。
図2-1:斜鏡の奥行方向(水平方向)を合わせます。押・引ネジを出し入れして十字線の垂直線に合わせます。フラットを撮影したときに左右で右辺減光、中心がズレるのはここの調整が影響します。
e130_斜鏡_スパイダ_2_1.png

図2-2:次は上下方向を合わせます。図の赤い押しネジを調整して斜鏡マークを十字線の水平線に合わせます。上記が終わっているので十字線の中心にくるはずです。斜鏡筒の角度を変えて合わせます。この調整も周辺減光に影響します。傾きで調整している分、こちらのほうが影響が出やすいですね。撮影して気になるようであればここを見直すのが良いかもしれません。
e130_斜鏡_スパイダ_2_2.png

図2-3 今度は白シートのマークを見ながら調整します。斜鏡筒を廻すと白シートマークが動きますので十字線の水平線上になるように合わせます。ネジ等の微調整ができないのでここが難しいですね。頑張って合わせます。
 後で書きますが主鏡を付けた後にこの工程と次の工程は再度やりますがここで調整しておくと楽になります。
e130_斜鏡_スパイダ_2_3.png

図2-4:図の赤い場所のネジを廻して白シートマークを十字線の垂直線に合わせます。
調整が終わったら中心の引きネジを締めて動かない程度に固定します。
固定した後に再度、確認してズレていなければここ迄は完了です。ズレていたら微調整してください。
ここのネジは斜鏡筒の裏面を押しているため、鏡面圧迫への影響はありませんが締めすぎて壊さない様にしてください。手で締め絞れば移動等の振動で簡単にはズレないと思います。
e130_斜鏡_スパイダ_2_4.png

写真5: このように十字線に斜鏡マーク、白シートマークが重ねればよいです。この方法では必要なものしか見えないのでやり易いです。
同様な主鏡替わりのシートは赤PPクラフトシートが良いと説明しているところもありますが、他の用途にも使うので白にしています。赤はコントラスト高いのですが透過率が低いです。考え方は同じです。

斜鏡調整1.jpg

斜鏡が完了したら主鏡のセル組をしますので鏡筒は安定した場所に保管しておいてください。

(3)主鏡を戻して行きます。
写真⑥:主鏡セルに戻して、横からプレート(真鍮+ゴム)押しネジを締めます。
ここが一番、圧迫に影響しますので慎重に行います。
少し締めると回転しなくなると思います。自重が下のゴムシートと摩擦するためです。裏面から主鏡を押して動くぐらいが良いです。動かないのは締めすぎです。主鏡を横にずらそうとしても動かず、上下には動く・・・なんともわかりにくいですが・・外した時の感覚を覚えておくことが肝心ですね。

主鏡横.jpg

写真⑦⑧: 上からの押えを取り付けますがゴムの鏡面当ての部分は当たってません。写真⑦のへこみはセルにあたっている部分です。写真⑧は軽く締め込んで横から見たところですが隙間があります。この状態で主鏡を下から押すと僅かに動きます。
それなりに締めても影響なさそうですが弱く締めておきます。
主鏡アップ.jpg

写真⑨ 主鏡セルに主鏡が収まったらネジの頭をつや消し黒でタッチアップしておきます。やらなくてもいい作業ですがねじ止めを兼ねています。

タッチアップ.jpg

以上の作業が終わったら、主鏡セルを鏡筒に戻します。主鏡の角を鏡筒に当てない様に注意してください。主鏡マスクがあると幾分リスクが下がります。
マーキングした養生テープを取り忘れない様に!
セルを戻したら引ネジ3本を廻して軽く締めておきます。これから調整するので横の固定ネジは締めないでください。
ここで、図2-3に戻って微調整して行きます、図2-1,2-2は主鏡を通しても影響ないのでそのままでいいです。
白シートマークで調整していましたが今度は主鏡に映ったセンターリングアイピースを合わせます。センターリングアイピースは外周部と銀色のディスクが明るく見えて左記の間と中心部が黒い同心円になっていますのでこれを合わせます。
なぜ合わせなおす必要があるかですが白シートの場合は斜鏡に映った白シートですが主鏡が付いた場合センターリングアイピース→斜鏡→主鏡→斜鏡→眼視と光路長が2倍になるので僅かにズレる可能性があるためです。
ここで、光軸確認するときに使わなくなった白シートを筒先に被せると外の風景が見えないのでやり易いです。ライトで照らしてもギラギラしないです。(このために白にしてあります)

(4)合わせ終わったら主鏡を合わせてゆきます。
主鏡調整は主鏡のセンタマークを上記で合わせたものと同心円になるように合わせるだけです。
説明図も描けますが実際に動かして動く方向を感覚的に覚えてやったほうが早いですね。
コツは、ε130Dの主鏡調整ネジは引ネジ1本、押ネジ2本で3組あります。押ネジ1本は十分緩めて引ネジ1、押ネジ1で調整したほうがやり易いです。最後に緩めていたネジも締めて再度確認して合っていればOKです。

横の固定ネジを締めて完了になります。
写真⑩ このくらいまで追い込めればOKですね。主鏡調整には白シートを筒先に付けっぱなしでやるととても見やすいです。
トップリングの内径もΦ180mmですのでそのまま使えます。

完了です.jpg

実際の星像を見て最終判断します。ピントをわずかに外した時に回折像が歪んだり、ひどいときはおむすび型になっていたら圧迫があります。主鏡を外して再調整の必要があります。斜鏡は圧迫する要素がないです。

やぁ~スマホのカメラで撮るのたいへんだ~

ε130D主鏡洗浄、光軸調整(分解~洗浄編)

再びコロナの猛威が心配になってきましたね。また強い自粛要請までならなければいいのですが・・夜遊びは控えたほうがいいですね。

今日は、前回宣言していたε130Dの分解清掃です。まあ長いので2回に分けてUpします。
私のε130Dは、以前に改造していますのでその内容も合わせて紹介します

まづは、分解からです。
①鏡筒バンド等、余分なものは外しておきます。外さなくてもできますが鏡筒も意外と汚れています。
黒いホースは乾燥空気のホースです。

②外すとこんな感じです。補正レンズも外しちゃったほうがいいですね。
鏡筒バンド外し.jpg
③④斜鏡を外したいところですがスパイダーは鏡筒、トップリングと共締めされています。今回はスパイダーのセンター出しはやりたくないので外さないでやります。
斜鏡外しは後回し、主鏡を外して行きます。
斜鏡_トップリング.jpg
⑤主鏡セルを外すための取っ手を付けます。M5のナベ頭ビスが付いていますので十字ドライバーで外します。望遠鏡に付属していたビス(M5)を取り付けます。私は無くしてしまったので他のネジですが何でもいいです。締め込む必要はありません。
ここで、位置をマーキングしておくと組み立てたときのズレが少ないです。

⑥光軸調整の引きネジ(大きいほうのキャップネジ3本)を抜き取ります。押しネジ(小さいネジ6本)は動かさなければ組み立てたときのズレが少ないです。(工具は4mmヘックスキーを使います)

⑦エンドリングに付いているイモネジを緩めます。これを緩めると主鏡セルは外れますので養生テープとか貼って突然外れるのを防いだほうがいいですね。ネジの場所は上記、引きネジの側面です。少し緩めるだけで主鏡セルがガクガクです。
取り付けた取っ手のネジを持ってまっすぐ引き抜くと主鏡セルが抜けます。主鏡のヘリをぶつけない様に抜き取ります。
この後バラしますので清潔な安定した場所に一時保管してください。
主鏡セル.jpg
⑧斜鏡を外して行きます。主鏡側には今、何もないはずなので主鏡側に抜き取って行きます。水平な安定した場所で行います。斜鏡調整ノブのうち中心の大きいノブを緩めます。これが引きネジです。もしもキツくて緩まない場合は押しネジを少しだけ(10°位)緩めます。マイナスドライバーを掛けると簡単です。緩めた場合は他の押しネジも同じ角度だけ緩めます。(組んだ時、合わせる量が少なくなるように)

⑨引きネジを抜いたら注意しながら鏡筒内に置きます。主鏡側から手を入れて持ち替えて取り出します。(鏡筒内に当てない様に注意します)
抜いた斜鏡セルはこの通り、植毛紙が貼ってあります。これ以上は分解できないのでこのまま洗浄します。引きネジについている白いものはハンドルナットという物で5個重ねてあります。ここにグリースが付いていますのでそれがほかのところに移ったりするのを防いでいます。
普通のナットでも養生テープ等でもいいと思います。
斜鏡外し.jpg

⑩主鏡を主鏡セルから外して行きます。黄色い矢印のビスを外して行きますが、このネジは主鏡圧迫に影響しますので締め具合を確認しておきます。無抵抗に締めて止まったところから僅かに締める程度です。抑えているだけというイメージです。
 私のε130Dは主鏡マスクを着けています。押さえツメが見えない様に円形にマスクしてあります。輝星の星像に影響があります。
主鏡セル_取外し.jpg
⑪ネジを外すとこんな感じで主鏡を横から押すネジがあります。次の作業で主鏡が外れますのでマーキングしておいてください。(主鏡は洗うのでマジックペンとかで側面にマーキングしておきます。

⑫側面に主鏡押えネジがあります。ここも主鏡圧迫に影響のあるネジです。
緩める前に主鏡側面を持って動かしてみます。(特に回転方向)動かない様になっているといますが僅かに緩めると動くようになります。この感覚を覚えておきます。
3本緩めれば主鏡を抜き取ることが出来ます。
主鏡セル_側面.jpg

⑬洗浄には次の物を使います。仕上げ用の精製水、薬局で100円~200円位です。

⑭中性洗剤です。私は”ナテラ”を使っています。食器用洗剤の中には水切れや艶出しのためにシリコンが入っているものがありますが、どうなんでしょうか?私は使ったことがないです。

洗剤.jpg

⑮洗います。注意点は、最初に流水で大きなごみやほこりを十分落とします。自分の手もよく洗っておきます。
おすすめは、ぬるま湯を使うことです。汚れ落ちもありますが、水で洗うと洗い終わった後に結露します。35℃程度が良いですね。

水洗いが終わったら洗剤で本洗浄です。手のひらに中性洗剤を垂らして(少しでOK)泡立てた後に鏡面を手のひらの一番柔らかい部分で軽くこすります。摩擦が少ないように、摩擦が大きいようであれば水を足します。

長くこすり続けないで、不足なら2回洗いします。その後、十分に水洗いします。仕上げに精製水を掛けます。自分の指も洗い流すように掛けます。使用量は300~500ccぐらいでしょうか。たっぷりかけます。精製水は不純物が入っていないので乾いた後に水跡が出来ません。
終わったら、エアーブロア(レンズのほこりを払うシュポシュポ)で大きな水滴を払って安定した埃の付きにくい場所で乾燥させます。
斜めに立てかけて乾かすと紹介していることもありますがあまりお勧めしません。倒して事故になる可能性が高いです。

決してティッシュ等で水滴を拭わないでください。傷になります。
水滴は残っていても水跡は出来ません。ブロアで吹き飛ばすのは乾燥を早めたいからだけです。

斜鏡も同じように洗いますがセルが付いているので上のほうまで水や洗剤が掛からない様に左手でガードしながら洗います。
こちらも安定した場所で乾燥させます

洗浄中.jpg

スパイダーマスクを紹介しておきます。スパイダーを隠すように黒いマスクを着けています。筆塗りでつや消し黒を塗ってあるのでまっすぐに見えないかもしれませんがまっすぐです。スパイダーに内面から両面テープで貼ってあります。
スパイダーマスク.JPG

なんというタイミングか、今月の天文ガイド2020年8月号のT.G Factoryで反射系の開口部の影響を紹介していました。61ページ図25の状態を改善するのがスパイダーマスクです。効果は絶大です。下記に使用前後の写真を載せます(使用後の写真はテスト撮影のためちょっと色調おかしいです)先割れしていた光芒が収まります。スパイダーの直交性をマスクでカバーする手法です。
同じページの図28は主鏡マスクの説明です。
すばる_スパイダー割れ.jpg
どうせ、主鏡斜鏡を外すのならこんな改造もおすすめです。

後半へ続く・・


7/2 庭撮り木星

今日は、梅雨の中休みで良い天気でした。夜まで晴れていれば・・と思っていたら晴れていました。
早速、庭で惑星撮影です。撮影準備終わったら・・あらぁ、雲が・・・短時間でしたが何とか画像にしてみました。

木星_完成.jpg
風もあったのでシーイングが良くないですね。鏡筒も温度順応していないです。
しばらく天気悪いようなので撮影できただけでも良しとしましょう!

明日は、お仕事休みなので群馬・実家です。ε130の鏡でも洗いましょうか?

6/26赤城山遠征(4)火星

7月になりました。今年の梅雨は早く明けるという予想ですがどうでしょうか。天文ファンは梅雨明けが待ち遠しいです。
特にネオワイズ彗星は7月中旬に明るく見える予想です。7月11日頃は明け方北東の空に見える予想です。北東が開けた場所を探しておきましょう!

本日、ご紹介するのは今の流れから火星ですがまだ小さいですし、高度も低いので解像度が悪いです。10月には今回の最接近を迎えます。視直径は今の2倍になりますので楽しみです。

火星_完成.jpg

極冠が白く輝き美しいです。表面の模様は濃淡が多少わかる程度です。

【撮影データ】
赤道儀:EQ6Pro
望遠鏡:ビクセンR200SS改(D=200mm、FL=800mm)
    パワーメイト x5使用
カメラ:ZWO ASI290MC
撮影日時 2020年6月26日 25:00:40~
処理:AutoStakkart3、RegiStax6、ステライメージ8、PhotoShopCC