また、赤いヤツが仲間入り
皆さん、この週末は、ネヲワイズ彗星を見ることができた方も多かったのではないでしょうか?
私もお仲間です。
今日は機材ネタで一休みです。
赤いのを増やしました。お仲間は、ZWOのEAFです。梅雨明けしたら惑星祭りが秋まで続きます。惑星のピント合わせはこれが一番ですね。
安い電動フォーカーサ―ですが、しっかりした作りですね。アルマイトもきれいですし、軸側のプレートもフライスで切削してニッケルメッキでしょうか?つるつるピカピカです。
R200SSにつける予定ですが、スペーサーを噛まさないと干渉するようです。(元々、ZWOの適用表にはない機種ですので・・)
右の写真の上に乗っているのがスペーサーです。(あれーEAFが逆さまだ)8mmアルミの切れ端が手元にあったので加工しました。
5mm厚あればいいようです。10mmでも問題なし(星見屋さんでも販売しています)しっかりつくようにしてあります。
取り付け後はこんな感じ
減速機も付けてありますが、要らんかな?
これで、手のプルプルに影響されずにパソコンを見ながらピント合わせができるようになります。
実はこれを買ったのにはもう1つ目的があります。私が使っている冷却CMOSカメラのキャプチャ・ソフトはオートフォーカス機能があるのでこれを使ってみたかったのです。キャプチャ・ソフト Sequence Generator Proの紹介はこちら
ASCOMでつながるEAFで遊びます。
EAFを固定する前にドローチューブの最大繰り出し量を測っておいたほうがいいです。
・ASCOMの設定: この設定はZWOの無料ソフト”ASICAP"で調整したものが反映されますのでやり易いほうでいいと思います。
バックフォーカスの中間ぐらいの位置で向きを合わせます。100ステップぐらい廻してIN/OUTの向きを合わせます”Reverse"チェックで変えます。私と同じ向きに取り付けたらチェックを外す。
・ドローチューブを一番引き込んだ場所までEAFを移動させます。50ステップぐらいで移動させるといいでしょう。1mmぐらい残したほうが安全です。
・移動したらSet zeroを押します。マイナス側には動きませんので1度合わせておくと便利です。
・Max Stepを設定します。R200SSの場合、1Step=4.4umでした。繰り出し量は26.3mmです。Zeroを+1mmしていますので25.3mmが最大になります。25,300um/4.4um=5750stepですが少し余裕をもって5620にしてあります。操作してもこれ以上は繰り出さなくなります。
・Back lashは反転したときに空回りする量を入れます。減速機が付いているとすぐわかります。私のR200SSは33Stepでした。
マニュアル設定:
これは文字通り、指定しただけ動きます。先に設定した範囲を超えてしまうことはありません。Back lashは自動に入りますのでIN/OUT変えてもすぐ反応します
オートフォーカス:これは次の画像で!
星像の評価方法やどんなタイミングでピント調整をやるかを設定できます。
ピントを少しずらして撮影してピントの山を見つけて計算でベストの位置を割り出します。
この画面の左側でチェックが入っているのは、フィルターを変えたときと、撮影を開始するときです。(テスト撮影ではやりません)
ほかには温度センサーが付いていれば温度変化があったらとか、何分毎とか、何枚撮影したらとかあります。
右側はオートフォーカスのやり方です何秒、何回、等々です。
オートフォーカスを行うとこんな画面が出てぐらふの近似線からベストを見つけ出し移動してくれます。
実際の星で試していないので本番レビューは後程。
ステッピングモータですので再現性はいいと思います。お安くオートフォーカスを構築できると思いまね。
ビクセンの回転減速装置は24,600円、EAFは27,000円(ともに税込み) どっちがお得なのだろうか?
この記事へのコメント
また赤いヤツが仲間入りですね!(◎_◎;)
パソコンを見ながらピント調整が出来るところは最高ですね(╹◡╹)
秋に向けて惑星撮影の修行しないと駄目ですね!
コメントありがとうございます。
この赤いEAFは使い勝手が良さそうですね。一度ピント位置を記憶すれば次回からほぼピントが合った状態になります。海外のYouTubeでSGPを用いたオートフォーカスを見ることができますが20秒ぐらいで合焦していますのでフィルタ変更毎に使えますね。微妙にフィルタによってピントが異なるんですよね。
フィルタ毎のオフセットも設定できるので一度合わせればこれも使えます。
早く星で試してみたい。鯛
コメントありがとうございます。
タカハシのセンタリングチューブ/アイピースはねじ込みなので再現性が良くて使いやすいですね。
ガンバってみてください。
如何にもならなければお手伝いしますよ。
しかもAF機能付きとは。
特に惑星撮影時の高倍率ではこれがないとピント合わせが大変。
私も惑星撮影時には電動フォカサーを使っています。
DCモーターなので再現性はありませんが鏡筒に触れないでピント合わせできるのは非常に便利ですね。
コメントありがとうございます。
ZWO EAFなかなか良さそうです。まだ実際の星空を堪能していませんがうまく行けば撮影の手間が大分省けますね。ε130D用にもう一つほしいな~